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2015年12月20日(日)
舞台「ツインズ」鑑賞
PARCO PRODUCE 舞台「ツインズ」
【作・演出】長塚圭史
【出演】古田新太 多部未華子 りょう 石橋けい 葉山奨之
中山祐一朗 吉田鋼太郎

2015年12月6日 (日) 〜12月30日 (水) /東京・パルコ劇場


観に行く予定ではなかったれど何やら安くチケットを手にできたので久々に観劇。

原発事故汚染後と思しき日本、海辺の実家に集まった一家の物語。
思ったよりはユーモアもあり、そんなに解りにくい内容でもなく、楽しめました。

みんな声には出さないものの、スーパーでは東北の米や野菜を避けて買っていたり・・・でも一度でも外食したらそんな用心は意味をなさないでしょという、そういう日本のおかしな状況をうまく反映した話だと思います。

舞台上で料理をするので美味しそうな匂いが漂い、おお、演劇も本来は4DXなんだな、と思ったり。
最後に出てくるアレは、中の○は毎公演あれだけのために参加しているのだとしたら大変だな、とか思ったり。
なかなか考えさせる舞台でした。
2015-12-20 14:52 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年12月21日(日)
久々の観劇『キレイ〜神様と待ち合わせした女〜』@シアターコクーン
チケット高いし売り切れだしで見合わせていた舞台でしたが、娘が観たいというのでなんとかゲットして行ってみました。


『キレイ〜神様と待ち合わせした女〜』
作・演出:松尾スズキ 音楽 : 伊藤ヨタロウ

出演:多部未華子、阿部サダヲ、小池徹平、尾美としのり、田畑智子、
皆川猿時、村杉蝉之介、荒川良々、オクイシュージ、松尾スズキ、田辺誠一、松雪泰子 ほか

生オーケストラが入って、キャストも豪華なSFミュージカル。
3時間40分と長いのでおしりが痛くなりましたけど、重層的な構造と笑える小ネタ満載でおなかいっぱい楽しめました。

今回が再再演となる演目ですが、ストーリー的には快調な前半に比べて後半が少〜し散漫な印象を受けるので(あくまで初見の印象です。要素が多いから処理しきれないだけかも)、もっともっと良くなる可能性も感じますね。

キャストはとてもがんばっていて皆歌がうまい。
主演の多部未華子さんは安定した実力を発揮していて、邦画でよく見かける田畑智子さんも上手くて光ってました。ポジション的にちょっと似ているこの2人の女優さんが親友役でからむというのがなんともいい感じです。

2014-12-21 18:52 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2012年08月08日(水)
「ふくすけ」(大人計画) 観劇
作・演出:松尾スズキ

東京公演:2012年8月1日(水) 〜 9月2日(日) Bunkamuraシアターコクーン
大阪公演:2012年9月6日(木) 〜 9月13日(木) シアターBRAVA!

上演時間:2時間45分 
(1幕・1時間25分、休憩15分、2幕・1時間05分)


[ 主な出演者 ]
古田新太、阿部サダヲ、多部未華子、
皆川猿時、小松和重、江本純子、宍戸美和公、
村杉蝉之介、平岩紙、少路勇介、オクイシュージ、
松尾スズキ、大竹しのぶ

 娘は高校に入ってからもステージとメディアミックスを合わせたような部活をやっているので、若いうちには刺激を受けた方が良いと思って時々観劇に連れていっております。
 この作品はその点、とても舞台装置や時間軸構成に凝っていて、いわゆるシャッフル系映画のようなめまぐるしい展開をするので、かなり面白かったようです。

 セットがぐるんと半回転するとトラックの運転席が現れ、田中邦衛を模した運転手を2人1役で回想シーンを交えて演じたり、あらゆるテクニックを駆使してテンポの速い映画のような見せ方をするので、上演時間が短く感じます。

 濃密で情報量が多いから、もう一回観たくなりますね。
でも、ネタ的にエログロが多く、放送禁止用語等も多いので、DVDなどは出ないのかも知れないです。
 今年一番といっても過言ではない豪華キャストで、映画やドラマでよく観る方々が普段と違うイメージで熱演しているんですけどねぇ。

 めまぐるしい構成や小ネタのせいで上演後は頭がハレーション状態になるのですけれど、落ち着いてみるとそんなに複雑な物語というわけでもなく、難解さはそれほどない気がします。
 強いて言うなら、「超能力のないAKIRA」って感じですかね。
薬害によって生み出された子供が脱走し、それを宗教組織などが祭り上げたり奪い合ったり。そして最後はみんな破滅へ・・・・。
 初演が1991年ですから、同時代性というか、ちょっと似たものを感じました。

 今回は再々公演で、91年、98年に続き3度目の上演。
前回、98年版の映像が某ニコニコ動画で観られるのですけれど、役者のキレや役柄の重みなど、前回の方が良いかな?という部分も少しある気がします。

 もちろん今回のほうが良くなったという部分も多く、ギャグが増えてとっつきやすくライトな印象になったこと、巷でいじめ問題が騒がれているためでしょうか、ラストに爽快感がもたらされて後味が良くなったことなどがあります。

 差別や薬害などテーマ的には重い話なのですが、今の世相の中で観ると逆にスッキリとまとまった感がありました。本当は薬害を放射能とかに置き換えて、思い切った刷新をしても面白かったのかも知れません。
2012-08-08 17:09 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2012年06月01日(金)
久々の観劇「サロメ」
 新国立劇場 『サロメ』 5/31〜6/17

オスカー・ワイルド原作/平野啓一郎翻訳・演出:宮本亜門
サロメ:多部未華子
ヘロデ:奥田瑛二
ヘロディア:麻実れい
ヨカナーン:成河

 初日なので緊張感が違いますね。
わがまますぎて狂気を帯びていく少女を、多部未華子さんは堂に入った演技で魅せていきます。
まったく危ういところがなく、全体を引っ張る力があるのは流石です。
 白いモダンなセットが血で染まっていく演出も見所で、部活でステージをやってる娘には刺激になったようです。

 ↑は舞台セットの模型。
下は水張りの牢獄で、上には巨大な鏡。バックは半透明のスクリーンと、やれることは何でも盛り込みましたという立体的なステージ。
 しかし、毎回の掃除が大変そうだ〜。

 血染めのラストを見ていてなぜか思い出したのは、数年前の佐世保の小学生女児が起こした校内殺人事件。
 動機とかは全然違うけど、少女特有の突っ走り方というのかな・・・不謹慎だけど何十年かしたら、あの事件もこんな風に表現化されたりするのかも知れない。
2012-06-01 12:23 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年03月07日(日)
農業少女
 娘がどういうわけか演劇部の部長になってしまったので、親としてはなにか質のいい舞台を見せてやるべきかなーと考えていました。ぼくらもバブル期の頃などは割と観にいっていたものですが、気がついたら十年以上観劇なんてしてません。で、これが良かろうと思って連れて行ってみました。

「農業少女」
作:野田秀樹 演出:松尾スズキ
出演:多部未華子/山崎一/江本純子/吹越満
東京芸術劇場 小ホール1

 野田秀樹シナリオというと少し観念的でわかりにくいイメージがありましたが、これは演出の松尾スズキ氏の手によってずいぶん笑える楽しいお芝居になってました。ギャグあり踊りあり映像ありでテンポ良く進み、あっという間の1時間40分。もっと観ていたいくらい。
 「ロリータ」をモチーフにしたストーリー部分と、終盤の都市論・流行論的考察の部分が多少浮いてる感触はあるものの、比較的わかりやすくて面白かったです。
 TVドラマ「鹿男あをによし」以来の多部未華子好きである娘も、ご本人からチラシを手渡しされて満足げでした。
 私も近年の邦画をよく観るようになってから、若手女優の中では上野樹里と多部未華子が一番上手い(2人とも役柄によってイメージがかなり変わる)なぁと思っているのですが、この舞台の彼女は今までの映像作品とはまたタイプの違うパワフルで多様な演技を見せていて、すごい才能じゃーと感心しました。
2010-03-07 22:18 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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