「インサイド・ヘッド」
安い日だったので観にいきました。
ストーリーや世界観は安定のピクサークオリティで、少女の、というか人間の心の成長をうまくビジュアライズしています。
結構深いものもあるので、10歳以上じゃないと子供の観客にはよくわかんないかもしれんですね。
脳内会議ものというのは古くは筒井康隆の短編などにもありますが、この映画ではヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカという5つの感情を擬人化しています。
どうしてこのチョイスになったのかは興味深いものがありますけど、心の「成長」には「ムカムカ」という微妙な感情が特に関わっているように見えました。
ムカムカはイカリやビビリと被っている部分もあるし、嫌悪感、客観性、厭世感、批判精神、プライド、知恵などいろんな要素が入り混じっていて複雑です。
思春期以降は、多くの人はこのキャラクターが脳内のリーダー格になっちゃうんじゃないのかなー、とか思いました(笑)。
この映画、同じ話をクリストファー・ノーラン監督あたりが大真面目に実写映画にしても面白そうです。
ひとつ不満があるのは最後の最後、ネコの脳内が出てくるのですが・・・
その描き方をするならネコ本体は寝転んでしまうのがスジじゃないのかな?
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2015-07-21 19:47
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