映画『ホドロフスキーのDUNE』鑑賞
『ホドロフスキーのDUNE』、1100円の割引デイでなおかつバンドデシネ講座のイベント付きだったので、わざわざ渋谷まで観に行ってまいりました。
さらに渋谷パルコのギャラリーでは、小規模ながらホドロフスキーの展示会が開催中。
こちらは毎日15:30からDUNEの絵コンテ集を(手袋はめた係員がめくって)見せてくれます。映画に出てくるものと同じ、メビウス画のストーリーボードです。
どちらもなぜか若い女性が多い。
70〜80年代の熱い息吹に惹かれるものがあるんでしょうかねぇ?
ホドロフスキーがDUNE作ろうとした伝説なんて、旧スターログ読んでてさらにその中でもコアなヲタ読者だったおっさんくらいしか知らなかった話ですよ(笑)。
メビウスもギーガーも死んでしまったけど、今なおあの時代に輝いたものが与えている影響というのは大きいのだなと思います。
思えば私も、13歳の誕生プレゼントにねだったのがクリス・フォスの画集。
当時はあれに出ている宇宙船がDUNEのためのものだなんて知りませんでした。
1980年前後は本当に、映画も漫画も音楽も新しいものが登場して、子供心にも時代が一気に洗練されるのを感じたものです。
壮大な失敗談をスペイン語と英語のちゃんぽんで楽しげに話すホド爺。
部屋の中では『エル・トポの息子』の企画ファイルなどがチラっと映ったりして、ドキュメンタリー制作者のホド愛がホトバシっています。
このドキュメンタリーがきっかけでできたという新作映画もぜひ観てみたいと思いました。
そういえば、日本でもかつて、独自にDUNEを映画化したといえる作品がありました。
ストーリーや世界観はかなりDUNEに似ていて、イメージもメビウスの影響が濃厚です。
そう、「風の谷のナウシカ」。うまいことやったものです。
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2014-06-26 20:11
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